製品とサンプル送付でよくある質問

<お知らせ>

  • 2024年5月13日よりDNA受託合成の出荷梱包ならびに帳票サイズが変更いたしました。
  • 2024年5月13日より人工遺伝子合成の報告書同封を廃止いたしました。

納品された製品のよくある質問

弊社への解析サンプル送付方法

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(1)DNA/RNA受託合成

▼Q、オリゴはどのように保存すればよいですか?
A. 乾燥状態であれば常温で数ヶ月は安定いたします。
TE bufferに溶解した場合、数日の保存では4℃で問題ありませんが、
それ以上の保存、または滅菌水で溶解した場合ではマイナス20℃での保存をお勧めいたします。
6ヶ月以上の長期保存については、乾燥状態でマイナス80℃の保存をお勧めいたします。
DNA溶液については、凍結融解の繰り返しにより物理的に分解する可能性がございますので
分注して保存することをお勧めいたします。
▼Q、チューブの中に何も入っていないように見えますが、製品は入っていますか?
A. 乾燥状態のオリゴDNAは、パウダー状、透明なフィルム状、ペレット状となり、目視で確認が困難な場合がございます。また合成スケールによってはチューブの体積の制約上、乾燥した製品がフィルム状にならず、粘稠なシロップ状になることもあります。
尚、輸送中に蓋や壁面に付着することがございますので、ご使用前に必ず数秒間スピンダウンを行ってください。
▼Q、乾燥状態で注文した製品は、どのように溶解すればよいですか?
A. TE bufferに溶解することをお勧めいたします。
TE bufferの組成は、10mM TrisHCl-1mM EDTA, pH8.0です。
乾燥させたDNAは溶解しにくい場合があり、溶解後すぐには細かいDNAの沈殿が
確認されることがあります。この場合は、4℃で一晩程度保管すると完全に溶解します。
尚、実験によっては、EDTAが悪影響を与える場合がありますので、その際は滅菌水(※)に
溶解してご利用ください。
※長期保存には不向きですので早めにご利用ください。
▼Q、乾燥状態の製品を溶かす溶液の量が分かりません。
A. 依頼合成報告書に溶解する為の「buffer量」を記載しております。
「buffer量」に記載している液量(μl)で溶解いただくと100uMの濃度となります。
尚、依頼合成報告書は、【 受託サービスログインサイト 】からのダウンロードしてご利用ください。
ログイン後、メニューの[DNA/RNA合成]→[合成報告書ダウンロード(注文一覧)]より
依頼合成報告書がダウンロード可能です。

(2)人工遺伝子合成

▼Q、納品はどのような形態ですか?
A. ご希望のDNA配列を合成した後に、ベクターにクローニングした1 μg以上の二本鎖プラスミドDNAを乾燥状態で納品いたします。
▼Q、乾燥DNAの溶解はどうすればよいですか?
A. スピンダウンを行った後に、溶媒(滅菌水やTEバッファー等、50 μl以上を推奨 )を加えて軽く撹拌してからご使用ください。
DNAが十分に溶解されない場合は溶媒を加えて撹拌した後に、冷蔵状態でしばらく静置することをお勧めしております。
▼Q、プラスミドDNAの保管はどうすればよいですか?
A. 溶解後のDNAは冷蔵(4℃)または冷凍(-20℃以下)を推奨しております。
特に長期間の保管には冷凍をお奨めしておりますが、頻回な凍結融解は避けてください。

(3)GenomeCraft/応用技術

▼Q、どのような形態で納品されますか?
A. 乾燥状態で納品いたします。RNase free水 等を加えて、十分溶解させてからご利用ください。
▼Q、どのように保存はすれば良いですか?
A. -20℃以下で保存してください。溶解後は-80℃以下での保存をお勧めしています。

(4)DNAシーケンス解析 サンプル送付方法

▼Q、プレートで輸送途中の漏れを防止するためにはどうすればよいでしょうか?
A. プレートシールの圧着が不十分だと、配送途中に漏れてしまい、コンタミの原因となる恐れがございます。
シールを強く貼り、クッション材などでサンプルを固定し、冷凍便ならびに天地無用とご指定頂ければ、漏れる可能性が少なくなります。
詳しくはこちらのガイドラインをご確認ください。
またプレートシールにつきましては、普段お使いの粘着性シールをお使いいただいて構いません。
▼Q、サンプル発送器材の指定はありますか?
A. サンプル発送器材については特に指定はございません。
破損しにくい丈夫なものでお送りいただければと存じます。
※プレートにつきましては、作業の都合上、平底以外のプレートを推奨しております。
Premixプレート解析をご利用予定で、平底以外のプレートをお持ちでない場合には、弊社から無償にて提供いたしておりますので、是非お申し付けください。
▼Q、送料はかかりますか?
A. 条件を満たしているご依頼は着払い送付でお受けいたします。
  • [各種プレート解析] ⇒ 1枚のご依頼より
  • [8連解析] ⇒ 1本分(8サンプル)より
  • [シングルLite解析] ⇒ 4サンプルのご依頼より
  • [レンタル解析] ⇒ 8サンプルのご依頼より
  • [フラグメント解析] ⇒ 1本分(8サンプル)より
<着払い送付>いただけます。(他解析種別については、別途お問い合わせください)
※上記着払い可能条件を満たさない場合¥1,000 送料申し受けます。
▼Q、配送業者の指定はありますか?
A. 配送業者の指定は特にございませんが、弊社ではヤマト運輸および日通航空のご利用をお勧めしております。
ご希望の場合には、専用の配送伝票を送付させていただきます。
※遠隔地(北海道、北東北、中四国、九州・沖縄)のお客様につきましては、翌営業日の午前着が可能な日通航空のご利用をお勧めしております。

(5)次世代シーケンス解析 サンプル送付方法

▼Q、サンプルの送付先の住所等は?
A. 下記住所へ冷凍便・平日必着・着払いにてお送りください。
〒243-0021 神奈川県厚木市岡田3088 ケーオービルA棟4階
株式会社ファスマック バイオ研究支援事業部 NGSグループ 宛
Tel : 046-281-9909
▼Q、ライブラリミックスの受け入れ条件は?(アンプリコン解析)
A. 10 ng/µL以上・20 µL以上のライブラリミックスをご郵送ください。
▼Q、DNAの受け入れ条件は?(アンプリコン解析)
A. 5 ng/μL ・20 μL以上のDNA溶液をご郵送ください。
▼Q、DNAの受け入れ条件は?(ショットガンメタゲノム解析)
A. 10 ng/μL ・50 μL以上のDNA溶液をご郵送ください。
▼Q、RNAの受け入れ条件は?(RNA-seq解析)
A. 50 ng/μL以上・20 μL以上のRNA溶液をご郵送ください。
▼Q、RNAサンプルのDNase処理は必要か?
A. 必ずDNase処理、及び処理後の精製をお願します。
DNA及びDNaseの混入はライブラリ調製不良の原因になりますので、ご注意ください。
▼Q、Rawサンプルの受け入れ条件は?(DNA抽出・RNA抽出)
A. 原則として弊社指定の2 mL抽出用チューブに封入されていることが条件となります。
見積内容をご確認いただき、正式にご注文いただける運びとなりましたら、弊社指定の2 mL抽出用チューブを発送させていただきます。専用チューブに試料を分注していただき、チューブ発送時に同封しておりますご返送用着払い伝票をご利用のうえ、原則※冷凍便でご郵送ください。
※:生菌選択的群集構造解析などを実施する特殊なサンプルは、郵送条件が異なる場合がございますので、郵送前にメールにてお問い合わせください。
▼Q、DNA抽出のための試料はどれくらい送ればよいか?
A. 固形物も液体も200 mgを目安にお送りください。
なお、多数細菌が存在する動物糞便につきましては、50 mg以下の少量でも問題ございません。ご参考までにマウス糞便であれば1粒程度でも十分量(~5 µg)のDNAが抽出可能です。試料の詰めすぎはDNAの回収効率を低下させるだけでなく、状態によっては抽出作業をお断りさせていただくこともございますので、十分ご注意ください。封入時の注意事項につきましては、弊社指定の2.0 mL抽出用チューブの発送時に同封する資料をご参考いただければ幸いです。