GenomeCraft よくある質問 (FAQ)
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- ▼ Q. GENOME CRAFT Type CT (crRNA, tracrRNA)と、Type SG (sgRNA)の違いは何ですか?
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A. Type SG (sgRNA)はゲノム編集技術で広く使われてきた実績のある人工型ガイドRNAで、約100 baseのRNAをin vitro転写法にて酵素合成いたします。1つのRNAのみでガイドRNAとして機能します。Type CT (crRNA, tracrRNA)は、ターゲット配列に関わらず共通なtracrRNAとターゲット配列に特異的なcrRNAとを組み合わせて使用する、天然に近い形のガイドRNAです。 化学合成法により作製いたします。
- ▼ Q. Type CTとType SGはどちらの方が活性が高いですか? どちらを選べばよいですか?
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A. 活性については一概には言えませんが、新規ターゲットの場合はまずはType CTをおすすめしております。納品RNA量が多く、またお求めやすい価格で複数のターゲット配列をお試しいただけます。
- ▼ Q. ターゲット配列のデザインに制限は有りますか?
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A. GENOME CRAFT Type CT (crRNA, tracrRNA)をご利用の場合は、ターゲット配列が20 base以内であれば制限はありません。Type SG (sgRNA)の場合は、製造方法の都合でターゲット配列の5’末端をG (グアニン)にしていただくようお願いしております。または、ターゲット配列の5’末端にGを追加で付加することでも対応可能です。
- ▼ Q. ターゲット配列の5’側がGにできない場合はどうしたらよいですか?
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A. crRNAをご希望の場合は5’側はGでなくても結構です。sgRNAをご希望の場合は以下の2つの方法を検討ください。① ターゲット配列長が17 base以上になる範囲で5’末端を削り、5’末端がGになるようにする② 末端に非相補なGを付加する【例】変更前: CATGGCATCAAGTGCCGATC変更①: GGCATCAAGTGCCGATC変更②: gCATGGCATCAAGTGCCGATC
- ▼ Q. 精製グレードは何がありますか?
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A. Type SGは磁性ビーズ精製を行っております。またType CTのtracrRNAはHPLC精製、crRNAは逆相カラム精製とHPLC精製をご用意しております。
- ▼ Q. PAGE精製はありますか?
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A. 十分な納品量の確保が難しいためご用意しておりません。HPLC精製によって同等レベルの精製グレードが確保できると判断しております。

- ▼ Q. Type CT のcrRNA、tracrRNAはどのくらいの濃度で使えばよいですか?
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A. sgRNAを用いた先行研究の実験系 (可能であれば生物種や実験方法が同じもの)を参考に、crRNAとtracrRNAをそれぞれsgRNAと同じモル濃度で加えていただくのがい良いかと思います。その後、必要に応じて最適化してください。
- ▼ Q. どのような形態で納品されますか?
- A. 乾燥状態で納品いたします。チューブをスピンダウンし、RNase free水やインジェクション用のバッファーを加え、壁面を洗うよう十分溶解させてからご使用ください。
- ▼ Q. どのように保存はすれば良いですか?
- A. -20 °C以下で保存してください。溶解後は-80 °C以下での保存をおすすめしています。
- ▼ Q. GENOME CRAFT製品を使えば必ずゲノム編集ができますか?
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A. ゲノム編集の成功は保証しておりません。実験系やターゲット配列により活性が異なるためです。成功率を高めたい場合には、1つの遺伝子に対して複数のターゲット配列を設計し、複数のcrRNAまたはsgRNAを作製されることをおすすめします。また、ターゲット配列のデザインにはCRISPRdirect (https://crispr.dbcls.jp/)が便利です。
- ▼ Q. 実施許諾を受けている特許の内容について
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A. ERS genomicsが管理するCRISPR/Casテクノロジーに関連したUC Barkley特許のライセンスインを受けており、現時点でsgRNA、dual gRNA (原核生物以外)いずれもカバーされております。国内での成立状況については以下をご参考ください。[経過情報] ※ Jplatpatより転載出願2015-514015 (登録6343605) * 基本特許。sgRNAのみ↓出願2018-0973679(登録6692856) * dual gRNAを含む↓出願2019-210828 * 分割出願 * キメラCasを含むなお、弊社の実施許諾範囲は製造・販売 (テリトリー: 日本)に限られており、お客様の使用目的まで保証するものではありません。※ ERS genomicsの管理する特許は治療目的での利用は不可となっており、医療を目的とした人への直接的な技術利用は基礎研究段階であっても、CRISPR Therapeutics社からライセンスを受ける必要があるようです。よろしければご参考ください。

- ▼ Q. 試薬利用にあたって、特に制限はないのか?
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A. 本製品は研究利用のみに限られ、商用利用 (第三者へ販売)はできません。試薬利用の制限について、詳細はLabel Licenseをご確認ください。そちらの内容を超えた使用に関しましては、別途ライセンスを受けて頂く必要がございます。
その他、ご不明点やご要望がございましたら、下記までお問い合わせください。
株式会社ファスマック ゲノム編集担当
TEL: 046-281-9901 (ご注文に関すること)
TEL: 046-280-5967 (技術的なお問合せ)


