肌あれと皮膚常在菌の関係を解析

この度、日本メナード化粧品株式会社との共同研究で、
皮膚常在菌と肌性状との関係を調査しました。

顔の肌において、皮膚常在細菌叢に占めるアクネ菌の割合が少ない肌(40%以下)
およびpH が低い肌(pH5.5以下)では経皮水分蒸散量(TEWL)が低く維持されていました。
さらに、肌のpH が低下するとアクネ菌の割合が減少することも明らかになりました。

■TEWLとアクネ菌の関係              ■アクネ菌の割合とpHの関係

すこやかな肌のpHは弱酸性(pH約4.5~6.0)といわれますが、
今回の結果から、その中でもpH5.5以下の肌ではアクネ菌の割合が少なく、
このことが肌あれ防止につながると考えられました。

さらに研究を進め、皮膚常在菌のバランスを整える最適なpHの範囲があることもわかってきました。
今後、肌あれを効果的に防ぐアプローチへの応用が期待されます。

詳細は以下のプレスリリースをご確認ください。
【日本メナード化粧品とファスマック、肌あれと皮膚常在菌の関係を解析】
【日本メナード化粧品株式会社 プレスリリース】

■本研究成果
Relationship between skin fungal and bacterial microbiomes and skin pH

【問い合わせ先】
株式会社ファスマック 事業開発部
TEL:046-280-5952  E-Mail:rdu@fasmac.co.jp