植物病検査サービス 根こぶ病菌密度測定サービス
根こぶ病
根こぶ病は、アブラナ科植物に特有の病害であり、一旦発病すると防除が困難な土壌伝染性病害です。本病に感染すると、根に大小さまざまなこぶが多数できます。土壌中からの水分や養分の吸収が妨げられ、晴天の日中に茎や葉が萎れるようになります。生育が遅れて葉色は褪せ、収穫物の品質も低下します。
病原菌 (Plasmodiophora brassicae) はカビの一種であり、根こぶの中に多数存在します。こぶが腐ると土壌中に分散し、宿主植物が無くても4年以上、ときには10年以上も生き残ります。そのため、一度発生した圃場では、長期間にわたって被害が発生する可能性があります。また、農作業にともなう土の移動や降雨などによって、発生圃場から周辺へ広がることが多いです。
感染被害拡大を防ぐためには感染株を早期に発見し、対策を講じる事が必要です。
検査内容
本サービスは、お客様よりお送り頂きました「土壌」(検体)を用いて、遺伝子検査によって根こぶ病菌の有無を確認し、土壌1 g当たりの菌密度を推定するサービスです。 殺菌剤の施薬を判断する上で、土壌の菌密度を事前に知ることは効果的な病害防除の観点から有用です。
~検査の流れ~
※検査の内容はニッポンジーン マテリアルをご確認ください。
※LAMP (Loop-mediated Isothermal Amplification) 法は、栄研化学株式会社により開発された日本産の等温遺伝子増幅法です。
検査価格
検査項目 | 病害 | 対象検体 | コード | 包装単位 | 価格および納期 |
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根こぶ病菌密度 測定サービス |
根こぶ病 | 土壌 | S-0003-1 | 1検体用 | ¥12,500 / 2週間 |
S-0003-5 | 5検体用 | ¥20,000 / 2週間 |
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S-0003-10 | 10検体用 | ¥35,000 / 2週間 |
ご依頼書
専用のご依頼書にご入力の上、メール、FAXを送付してください。
ご利用上のご注意
・採取した検体は、添付の検体保管用容器に入れて、採取後2日以内(採取後翌々日まで)にお送りください。
・検体の状態によっては、検査結果が得られない事がございますのでご注意ください。
・なお、お送り頂いた検体は検査終了後に廃棄処分するため、返却することは出来ません。
・検体を一度に“まとめて”お送りください。
・全ての検体が届いていない場合、残りを後から検査する事は出来ませんのでご注意ください。
・検査結果は、お送り頂いた検体に対する結果となります。
・感染初期などでは、検体の採取場所によっては“検出されない”事もございますので予めご了承ください。
・ご依頼者が管理されている植物以外の検査依頼はご遠慮ください。
・検査結果が原因で生じたトラブルについて弊社は一切の責任を負うことは出来ません。
・検査サービスキットを送付してから、2ヶ月以内に検体を弊社までお送りください。
・期間を越えると検査を行うことが出来ませんのでご注意ください。
・検体が到着後、2週間以内に検査結果をメールにてご連絡いたします。
・弊社からのメール()が受信できるように、あらかじめ設定が必要な際はご対応をお願いいたします。
・個人情報は、株式会社ニッポンジーン マテリアルにも開示しますので、あらかじめご了承ください。
お問合せ先
検査に関するご質問やお問い合わせがございましたら、下記までご連絡下さい。
株式会社ファスマック 遺伝子検査事業部
電話: 046-295-8787
ファックス: 046-294-3738