DNA標準プレート「RICOH Standard DNA Series」
本商品は、㈱リコー独自のインクジェット方式を用いたバイオプリンティング技術を活用し、DNA分子を1分子単位で規定し、遺伝子検査用プレートやチューブのウェルに分注したDNA標準物質です。低濃度領域でもDNA分子数のばらつきが発生することがなく、遺伝子検査の手法や検査装置、試薬などの精度管理や品質管理を厳密に行うことが可能となります。
新型コロナウイルス SARS-CoV-2のDNA標準プレートの販売を開始しました。試薬やPCR検査装置の確認を行う目安となり、偽陰性による感染拡大のリスク低減に貢献します。

無償サンプルのご提供を開始しました!詳細はお問合せください。

【 特徴 】
- ①バイオプリンティング技術により1分子(1コピー)単位でDNA数を調整
- ②既知数のDNAがあらかじめウェルやチューブに入っているため、希釈などの面倒な作業が不要
- ③ピペット操作や濃度分布による変動が無い
- ④PCR検査装置の校正、検出度評価、試薬の性能評価に最適
- ⑤ISO17025やISO15189の要求事項における精度管理にも使用可能

【 内容 】
●通常品管用
商品コード | 商品名 | Type | 対応メーカー | 各種試薬 | コピー数/well | 価格(税別) |
---|---|---|---|---|---|---|
256751 | 600G Type001 | 96wellPCRプレート | ABI | 分注済 | 10コピー | 98,000円 |
使用期限:製造より6ヶ月 保存:-20℃以下
※96wellプレートor 8連チューブ、試薬(プライマー,プローブ,酵素)の有無、DNAコピー数など、幾つかの商品バリエーションがございます。詳細はお問合せ下さい。
※ユーザー様希望のターゲット遺伝子配列を元に、コピー数や96wellプレート,8連チューブ内のレイアウトなど、カスタム対応も可能です。詳細はお問合せ下さい。
●新型コロナウイルス用
商品コード | 商品名 | Type | コピー数/well | 各種試薬 | DNA配列 | 入り数 | 価格(税別) | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
256750-N | 256750-N1A | 96wellPCRプレート | A | 0、1、2、4、8、16 | なし | N set no.1 | 1プレート | 34,000円 |
256750-N2A | N set no.2(N2) | 1プレート | 34,000円 | |||||
256750-N1B | B | 0、1、5、10、50、100 | なし | N set no.1 | 1プレート | 39,000円 | ||
256750-N2B | N set no.2(N2) | 1プレート | 39,000円 | |||||
256750-8N | 256750-8N1A | 8連チューブ | A | 0、1、2、4、8、16 | なし | N set no.1 | 6ストリップ | 37,500円 |
256750-8N2A | N set no.2(N2) | 6ストリップ | 37,500円 | |||||
256750-8N1B | B | 0、1、5、10、50、100 | なし | N set no.1 | 6ストリップ | 39,000円 | ||
256750-8N2B | N set no.2(N2) | 6ストリップ | 39,000円 | |||||
256750-8N1C | C | 0、1、10、100、200、500 | なし | N set no.1 | 6ストリップ | 52,500円 | ||
256750-8N2C | N set no.2(N2) | 6ストリップ | 52,500円 |
使用期限:製造より1年 保存:-20℃以下
※対応メーカーはABIとなります。ユーザー様より他メーカー用のプレート、チューブを提供頂くことでカスタム対応可能です。
※コピー数(1~106コピー)や n数、配置等は、ご要望に合わせて対応可能です。詳細はお問合せ下さい。
●測定結果

従来の限界希釈法では、100コピー以下のDNAを準備する際にばらついてしまうため、再現性の高い検量線の作成や検出限界の測定が困難でしたが、 DNAが1コピー単位で規定されたDNA標準プレートであれば、低コピー領域における精度管理も再現性良く実施することが可能です。
PCR検査の精度管理や試薬性能の正確な評価などにご活用いただけます!
【 使用例 】
●測定前のPCR装置性能チェック(600G Type001)
96wellプレート全面に人工配列DNA10コピーと、プライマー、増幅試薬、蛍光プローブが分注済みなので、リアルタイム PCR 装置にセットし、すぐに測定できます。Cq 値を用いて面内分布の確認や、月ごとの機器精度管理にご利用できます。


●検出限界・定量限界の評価(例:256750-N1B、256750-N2B)
低コピー領域におけるCq値のばらつきを評価できます。

●検量線の作成(例:256750-8N1C、256750-8N2C)
幅広い測定レンジに対応した検量線作成用スタンダードとして使用できます。検量線作成における希釈操作の負担や、ばらつきを軽減します。

>>注文書(PDF)
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株式会社ファスマック 遺伝子検査事業部
TEL 046-295-8787/FAX 046-294-3738
E-mail gmo@fasmac.co.jp